石灰硫黄合剤は嫌いだ!
2009-04-12


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今朝、早起きして露地のぶどうに石灰硫黄合剤を散布しました。

石灰硫黄合剤はぶどうの他にも果樹全般に発芽するまでの休眠期防除でよく使われる農薬です。古くからある農薬で、安全性は比較的高いとされているようです。JAS法でも有機栽培に使用可能な農薬です。ところが、この石灰硫黄合剤は残留性などの安全性は高いかもしれませんが、とても扱いにくいのがです。

とにかく汚い。手袋やカッパなどに付着するとなかなかとれません。
とにかく臭い。強烈な硫黄の臭いで数日間は普通の風呂でも温泉気分が味わえます。それから、皮膚につくと痛い!1本や2本の果樹ならば問題ないと思いますが、300Lも散布していると風も吹いてくることもあります。私の場合は薬液が体の方に飛んできても少しぐらいなら何ともないのですが、目に入る汗に薬液が混じると目が痛みます。カッパ、手袋、長靴、マスクで防御するのは当然ですが、ゴーグルだけは使えません。風で薬液が吹かれてくると一瞬でゴーグルが白く汚れて、前が見えなくなります。また、ホースに穴が開いたり、繋ぎ目から薬液が飛んできて皮膚に触れたりすると、後で皮膚が荒れてきて痛みが生じてきます。

いつも、風のない時間を狙って早朝に散布するのですが、今日は早くから風が吹き出しました。風で流されてきた薬液を何度か浴びてしまい、目の周りがヤバイ状況になってしまいました。作業終了後、家に帰って石鹸で顔をよく洗い、風呂に入って、薬を塗ったので痛みも生じなくて助かりました。作業終了直後は、左右の頬の上の部分と右目の上、前髪が白くなっていたので、すぐに対処しなかったら顔中痛みだらけになる所でした。

良くも悪く言っても、農薬の影響を一番受けるのは栽培者なんですよね。

[ぶどう畑]

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